アウトボード早見表「マイクプリ編④」:APIやChandlerなどを総まとめ!

ここを忘れるわけにはいきませんよね!マイクプリ編ラスト

今回がマイクプリ編のラストになります。また何か新しい切り口や新製品を試すことがあればまとめてみたいと思っています!

まずはこちらから!前回までのまとめ。

ハードウェア購入早見表マイクプリ編①:まずはここから覚えてみよう!にてアウトボードの御三家をざっくりとご紹介!

アウトボード早見表マイクプリ編②:現行のNeve系の特徴をひとまとめ!では一番人気のNeve系のざっくりと自分の経験に基づいて分類!

アウトボード早見表「マイクプリ編③」:脱NEVE クリーン系こそ音が太い!では、クリーントーンって「音を変えない=つまらないじゃない」ってのをポイントに書いてきました。

最初にわかりやすく「歪みが格好良いモデル」と「歪まないことが格好良いモデル」の視点で進めてきた結果、どっちでもあるしどっちでもないなって言うもモデルを書いてないことに気づきまして、その他の製品に触れていこうと思います!

API

そうなんです!①で御三家とか言っときながらそれぞれのタイトルの流れ上、上手く盛り込めてなかったんですよね。

まず、512C512V、312Vというモデルがあり、スタジオの定番の 3124Vという4chモデルや、312Vが2chになった3122Vというラックモデルもあります。

ここから個人的に感じるそれぞれの違いと特徴になりますので賛否両論あるとは思いますが、こうにしか僕にはこうにしか聴こえてないのです。

前提として、マイクプリ編①で書いた通り、元気(笑)

もう少し真面目に書くと、ギラギラしてとかじゃなくて、明るく抜ける音かつ、その帯域が目立つからか音が少し早く聴こるので他の楽器に埋もれない輪郭が欲しいときに選びます。

マイクの方がキャラクターが顕著に出る気がしますが、ライン録音でもしっかりとAPIを感じられます。

ここまではどの機種も共通するブランドが持ってるキャラクターなのですが、各モデルちょっと特徴が違います。

512C :The APIをイメージする音。抜ける明るい音ですが、このモデルの弱点もあります。PADを入れてもゲインがパンパンになりやすく、アウトプットのノブがないので、ゲインコントロールが難しいです。

純粋のミキサーのプリアンプを抜き出した感じなので、使い勝手はそこまでよくなく、これにアウトプットを足している 3124Vの方が定番になる理由もわかります。3124Vは名前に312が付くので、後述の312の4chと思いきや512Cの方が音が近いと思います。

512V:512cからかなりの時間が経ってから出たのが 512Vです。

512Cの弱点のアウトプットのノブ追加だけではなく、1:3の固定コンプなども足されています。こちらのモデルの方が音圧もミドルの厚さも感じるので、 APIを体感したい人はこのモデルから試すのがいいんじゃないかなと思います。

312:比較的最近でたので新機種かと思われがちですが、昔あったモデルの復刻です。

VUメーターもあって使いやすそうですが、512Cと同様にアウトプットのノブがなく、ゲインコントロールがやや難しいです。APIのサウンドは大音量の楽器に使いたくなるので、マイクやPAD、後ろにつなぐ機材なり調整しないといけないことが多いです。

音の傾向としては、512シリーズよりもミドルに集まる感じがするので、勢いは欲しいけど無駄に明るくしたくないときに向いてます。

312と512は好みが分かれるところなので、聞き比べできるお店とかに行った方がいいかもしれません。後、わかりやすい違いで312にはインスト・インがなかったりもします。

3122V:312Vの2chモデルかつアウトプットが追加されてるので、かなり使いやすくなってます。

録音に慣れてない人や他の機材が少ない人(マイクプリの次がI/Fとかの人)API系を探す時はアウトプットのノブがあるかはかなり重要なポイントだと思っています。

そんなディスクリートの代名詞であるAPIが2、3年前に出してきたのがT12という真空管モデルです。

「APIが真空管?あんまり良くなさそう。。」

と思ったのですが、聞かないで判断することは自分の中にはないので、試してみたら、、、、、、本家の中では一番好きな音がしており、その後導入することになりました。

APIのキャラクターは、512Vの時点で完成されてると思ってたのですが、そのキャラクターに真空管の倍音をうまくつけるとここまで音像と音圧が増すんだな〜と感心してます。

まだ試してない人は一度512Vとかと聞き比べることをお薦めしますよ〜

Retro Instruments 500PRE

コンプレッサーで有名なRetro Instrumentsのプリアンプです。これもジャンルが分けずらいのですが、いい意味で濃く派手です。APIの爽やかなサッカー部感よりもラクビー部的な元気が有り余る感じですね(笑)

竿ものや管楽器のようにある程度の爆発力というかアグレシッブさが欲しい人は試す価値があると思います。決して芯から歪んでる様な音ではなく、塊の様なミドル感と真空管ならではの淑やかさみたいな部分がある感じです。

前述の APIのT12に似てるけどもう少し312的なミドルよりに特徴がある感じです。

コンデンサーマイクだと少しうるさいかもしれないので、真空管マイクやリボン、ダイナミックマイクとかの方が相性がいい様に聴こえます。地味にSM58とかかなり合います。

500シリーズの500PREと、チャンネルストリップモデルのPowerstripというモデルがあります。ラックモデルの方がいい意味で落ち着いた貫禄というか重心の安定感があるのは電源の違いかもしれません。1台買うとそのうちもう1台欲しくなるのはこのミドルから上に向けての熱さが他のプリではないからだと思います

Shadow Hills Mono GAMA

自分でもなんでこれを書いてなかったのか疑問ですが、一時期は一番人気だったんじゃない的500シリーズの名機Mono GAMAです。

「最初の1台を選択肢がありすぎて決められない」とか、「移動が多いので少ない台数でいろんなソースに合わせたい」と言ったときには黙ってこれを買っておけばいいくらいおすすめです。

お薦めの理由は以前に書いたRupert Neveの511の万能さとは違う守備範囲の広さと、個人的に大好きなBURL B1やB1Dの様なトランスのキャラクターを持っているからです。

どういうことかと言うと、Mono GAMAにはトランスが2つ入っており、トランスなしのDiscreteと合わせると以下の様な3つの音がでます。

  • Discrete:ゲインも低いがかなりナチュラルで、しっとり目のクリーントーン
  • Nickel:ミドルに厚みを持った声などの押し出しがしっかりあるトーン
  • Steel:上下のに抜けのいい軽いドンシャリ感で輪郭がはっきりするトーン

大体この3つの音があればOKですよね。この音は絶対にAPIだ〜的な強いこだわりがない時ならどんなシチュエーションにでも対応してくれると思います。

しかもDI inの音まで優秀なので、竿ものやシンセ類のライン録音もバッチリです。ベーシストの方にも人気があり、アンプや単体DIではなく、これを基本的な音作りの中心にされてる方もいらっしゃいます。





TK AUDIO DP1mk3

このブランドも個人的には好きな方でして、このブランドの代名詞的なバスコンプであるBC-1シリーズをよく使ってます。

現在のバスコンブームの走り的な感じで、後発もいろいろ出てるのですが長いこと使ってるだけあって、この機種への音の当て方など把握しており特に変えなくてもいいかなと思ってます。

この名作コンプの陰に隠れてしまって、あまり認知度が高くないですがここのDP1mk3っていうマイクプリも結構優秀なんです。ブランド的に値段が低めなので、選択肢に入ってないかもしれませんが僕は好きです。古くは ElevenラックやFractalの後などに入れて使ってることが多かったです。

独特のクランチ感とミドルの出方がギター系に相性がよくて、結果そうなりました。コンデンサーマイクのハイ上がりな感じとも相性がいいので、ミドルクラスの価格帯のマイクプリとしてはいろんなタイミングで使えると思います。いろんなボタンでしっかりと味が変わるので見た目以上に芸の細かいマイクプリです。

CHANDLER LIMTTED

アウトボードに魅力された人が一度はハマるブランドですね。他のブランドにくらべて音楽的なIQが高い気がします。鬼才と名がつくウェイド・ゴークのセンスはすごいですね。種類が多いので、最後に持ってきました。紆余曲折あって、 Germanium Pre Amp / DIを2台だけ残してあります。

「他のメーカーと違って、うちの製品はラックと500シリーズは同じ音がする。そうなるまで開発してからしか発売しない」(ざっくり抜粋です。)

もう10年以上前の記事なのです細かいことは覚えてないですが、こだわりがすこいなって思って強く印象に残ってます。確かにChandlerの500シリーズは消費電力がかなり高めなのも、こうした設計にかかってるんでしょうね。

TG-2

明るく抜けるので、女性ボーカルやギターにはかなり相性がいいです。音としては薄く歪んでるいわゆるクランチっぽいので、どクリーンにはなりません。特にヘビー系のエレキギターのマイク録音時はNEVEよりこっちの方が個人的には録り音のミックス時の収まりがいいので好みです。

APIのエッジがある感じとはまた違った明るさとうか、APIが電球の白色灯だとするとTG-2は電球色な感じ。ちょっとあったかさがあるのと、もう少しミドルに強さがある印象です。

この音しか出ないのですが、これが欲しい時にはこれに変わる機材がないので、定番になる意味も理解できます。

Germanium Pre Amp / DI

この機材は面白いし音も素晴らしいです。ちょっとややこしいのがこの機種を選ぶか選ばないかの分かれ目かもしれません。凝り性の人には最適です。

こちらもどう言うことかと言うと、GAINFeedbackの2つのノブとPADTHICKという2つのボタンの組み合わせでかなりの種類の音が出せます。

  1. GAINあげ目、Feedback下げ目:ハイがあがり、ローが減ります。
  2. GAINさげ目、Feedbackあげめ目:ハイがさがり、ローが増えます。

この基本が可変式のノブ二つの位置でソースに合わせていきます。

GAINあげ目、Feedbackあげ目の音が好きだったときに役に立つのがPADです。他のモデルのPADよりもかなり積極的に使うことで音作りの幅が広がります。

さらにTHICKスイッチを押すとサブウーファーの様な低音の付加がされ、EQで足される低音よりも外側でしっかりとした低音感が付きます。

①の状態でTHICKを入れた音がシングルコイルのギターにはかなり相性が良く、この設定をよく使っています。

独特の滑らかさがあるモデルなので、ソフトシンセなどにアナログ感&EQ処理をしたい時にはGermanium Preを通しちゃった方が話が早いので2台使ってる感じです。

Little Devil Pre Amp

この赤いシリーズですが、Devilって名前がついてる割に比較的地味なんですよね。

TG-2Germanium Preが個性バキバキなので、最初に買うマイクプリとしてはハードルが高いな〜と思うのですが、レビューとか上の文章を読んでどうしても気になっちゃた人には、いい意味で使いやすいCHANDLER LIMTTEDな感じです。

味付けが少し濃い511というかなんでも受けれる系なんです。

REDD.47 Pre Amp

これは一生使える名機の一つだと思います。

僕自身も一般人に毛が生えたくらいしかビートルズを知らない世代でして「ビートルズのレコーディングで〜〜」って謳い文句って良くも悪くもイメージが強すぎる形容詞だと思います。

僕よりももっと若い世代だと、名前は知ってるけどほとんど聞いたことがない人も多いと思うので、あのレコードみたいな古い時代の音がするのかな〜ってイメージが邪魔することもあるんですよね。EDM以降の世代には合わない的な(苦笑)

そんなこと一切無視して頂いて大丈夫です。NEVEとは別の到達点だと思います。REDD.47 Pre Amp前述のTG-2のキャラクターをスタートに完全なる上位互換のキャラクターです。

真空管ならではの音像の大きさ、ミドルの濃さ、エッジのあり方と、TG-2はこうしたかったけど、制作当時だとあそこまでが到達点だったのかとすら感じます。

FINE GAINという一見TRIM的にみえるノブが曲者で結構キャラが変わります。ミドルを中心としたEQの様な感じで、音量とともにキャラクターも変わっていきます。

真空管がかなり音像に影響しているので、逆をいえばTG-2の方がスピード感ある音にも感じるので、上位互換と言いましたがなんでもREDD.47 Pre Ampの方が合うわけでもありませんし、やはりソースとマイクとマイクプリの組み合わせはパズルの様な相性が何よりも大事ですね!

TUBE -TECH MP1A

なんとなく思い出したのでこちらも。現行機種と言えるのかわからないくらいしばらく見かけませんが、少し前の商業スタジオには必ずあると言っても過言じゃないくらいの定番機種です。

一言でキャラを言うと、ペッタンコ(笑)

これももう少し真面目に書くと、かなり上下の綺麗に伸びる倍音が綺麗な製品です。良い意味で前に来るような熱さ(厚さ)がつかないので、ピアノやアコギ、ストリングスといった、メインの音の少し後ろで面の様に広く綺麗な音が欲しいときに選ぶことがあります。

Pueblo Audio JR2/2

ここ3〜4年に一気に流行ってきた新興勢力ですね。海外でストリングス録るならこれ!ってくらい大人気です。

SNの良さと上記TUBE-TECHから真空管の倍音を抑えた(ディスクリートなので当たり前ですが)感じです。

このモデルは空気が混ざると言うか、楽器とマイクの間に距離がある楽器には前述のSNの良さと、MILLENNIAの様な色気とかが一切つかないサラッと感が相性がいいです。

日本に入ってきた当時の感想は「これはサラッとしすぎててボーカルには合わないな」と思ってたのですが、昨今のサラッと流行りの過渡期なのかJR2/2とSony 800Gの組み合わせでボーカルをとる人等が増えてきてるのも面白いなと思っています。

このブランドのサミングアンプDIも使っており、アウトボード好きは要チェックメーカですよ〜。

後書き

このシリーズを通してそれなりの量を書いてきたので、皆様の検討時の資料の一つにでもなればいいかなと思っています。

ブログの基本理念に「試してないものは評価しない」というのがあるので、記事の内容は全部実体験というか僕個人の感想なので、違う意見の人がいてもおかしくありません。

並行品しか日本に入ってない製品はちょっと自分のスタイルには合わないし、なんでもかんでも試せてるわけではないので、あれないじゃん?ってのもあるとは思います。

今後もどっかの機会で試せたり、これもあったな〜ってのもおいおい追記するかも知れませんので、たまに覗きにきてみてくださいませ。

次のコンプ編も少しずつ書き出してるので、お楽しみに〜。

12件のコメント

いつも勉強させて頂いております。
Great Riverのプリアンプが入っていませんでしたが、ご使用になられた事はありますか?

こんにちわ。

Great Riverも試したことがあるのですが、日本の正規代理店が撤退してから数年経ってるので日本では現行品とみてない感じで外しました。並行品はいろいろ危険ですしね〜。
正直最後に触ったのが10年くらい前の記憶なのでこんな印象です。

音としては比較的モダンなレンジ感ですが、ミドルが粘る感じ。Vintechが近いのですが、Vintechの方が全体的にすっきりしてるのでよりモダンに感じます。
ローまで粘る感じのオーロラとかよりも中域よりなので、無駄な低音とかつかずに使いやすいとは思います。この辺のロー感やハイの抜け感からオールドNEVE系が欲しい人はちょっと違うかも。
モダンすぎずオールドすぎずな感じです。

最近の機種だと、BlacklionのB173がキャラ的に近い気がします。b173の方がよりすっきりモダンで、Great Riveの方が中域にかっこい厚みがある気もします。
ここは好みの範疇だと思います。

いつも楽しみにしています。
api500シャーシは何を使用されていますか?
結構500シリーズが多く紹介されていたので興味があります。

いつもありがとうございます。凝り性なので、同じモジュールを複数のメーカーのシャーシに入れ替えて聞き比べとかもした時期があり、その結果自分ではWES AduioとAPIのシャーシを使ってます。

RupereNeve:見た目はかっこいいし、レンジは広いがなんか丸くなる感じがする。他でも書いてるRNDの白い方のキャラクターがこれにもありますね。NEVEさんの好みなのかな。
API:ミドルにあつまるけど、API社の製品はこれに入れた時が一番好きというか、これに入れた時が完成の音な気がします。まあ、そもそもこれに入れる設計だろうし音決めとかもこれに入れてやってるだろうしね。
Lindel:作りが雑だけど、パワー感ある。安い割に音は悪くない。
IGS:この中ではかなりいいけど、WESを買い替えるほどではなかった。WESの感想に近いです。
WES:余計なことをなんもしてないのと作りがちゃんとしてる。
ADT:知る人ぞ知るよね。これの横にヒートシンクついてるやつが本当に音がよかったよね。5slotくらのシャーシで20万くらいしたんだけど、あの時買っとけばよかったな。。

たいな感想です。

ここまで書いてなんですが、電源ケーブルやシャーシの差って一種の熱病みたいなもので、その時はすごくこだわるけど時間が経つとなんでもいいやって思っちゃうタイプで、そこまで意識してないです。
WESやIGSから持ち運びサイズのが出たら欲しいですし、ADTの出物があれば買うかもですが、壊れない限り今のものを使い続けると思います。

ありがとうございます。
すごく参考になりました。
API買おうかなと思います。WESやIGSって重いですよね。でも別電源でスイッチングじゃないからたぶん良いんでしょうね。
BAEも別電源みたいなんでチャレンジしたい気もして迷います。
ADTは見た事ないです。

いつも勉強させてもらってます。

質問なのですが、antelope audioのAI/Fマイクプリって優秀なのでしょうか?
どこかのブログでgrace m101を使ってたけどZen goに変えてから使わなくなったっていうのを見まして、確かに評判いいんですけどantelopeってステマが多いし流石にアウトボードのマイクプリを使わずに録音するというのは商用レベルでは、あえてそうする以外には聞かないもので。
私は歌ってみたのような2MIXの歌やナレーションを宅録で納品する事が多いのですが、なるべくミニマルにエンジニアに良い録り音を納品したいと考えております。
antelopeのFX掛け録りで完結するならそれに越したことはないのですが、プロ目線でおすすめの宅録アウトボードもお聞きしたいと思っております。
ナレーションは男の低音で、歌はハードロックやボカロ系が多いです。

こんにちわ。

まずgrace m101が大したことないので、Zen goを買ったら使わなくなったはあり得るかもしれません。FocusriteのISA oneとこのm101はブランド名だけで、せっかくハードを買ったのにそんなにアップグレードした感を感じなくて誤解を生みそうな類でだと思います。

antelopeは音質と機能が申し分ないくらい高いので、ソフトウェア面というか安定性やサポートの問題を割り切れば素晴らしいブランドだと思います。ここの付属のプラグインたちのクォリティーもかなり高いので、実機の特性を理解している人ならかなりのレベルで行けると思います。ApolloのUNISONとかもそうですが、この手のモデリングは実機の挙動や使い方を知っているか知らないかでかなりの差がつきます。

おすすめのアウトボードは予算によると思うので、専門店なりでご相談された方がいいと思いますが、仮に僕がgoondoさんの立ち位置にいるとして、個人的に今から揃えるならマイクプリはクリーン系のSP-MP500とかBURLで、コンプにVocal lever 500とかあれば、マイクと環境次第でプロレベルで録音できると思います!

味だ個性だなんだは、マイクの方で自分の声に合うのものを探して、それをいかに正確かつ手軽にできるかが選択のポイントです。

こんなに詳しくご返答頂けるとは…
noteやブログの一読者として感動しております!

symやBurl…高くて手が出ません
クリーンマイクプリ編でオススメされてたoz-designのマイクプリが載ったチャンネルストリップの実機がある場所を探して音を聞いてみたいと考えております。

マイクは10万以下の物しか所持していませんが、neatという会社が出してるking beeという安いマイクをメインに使ってます。
これ個人的にかなり掘り出し物で、低価格帯には珍しく低音域を綺麗に録れるし自ノイズがすごく小さくて重宝してます。
at4050やAston spiritと比較してこれを選びました。
oc818も気になっていますが、歌にはやはりsm7bがしっくりくる時が多く思っております。
初歩的な質問で恐縮ですが、自分の声や個性に合うマイクを探す時はどういった点を重視して選ぶべきかご教示いただけませんでしょうか?

Q:初歩的な質問で恐縮ですが、自分の声や個性に合うマイクを探す時はどういった点を重視して選ぶべきかご教示いただけませんでしょうか?

の部分でいくとすると、やっぱり歌って違和感がないものが何よりもかな〜と。人間って意識的にも無意識でも、聞こえてる音にリアルタイムに調整をしてしまうので、モニターバックってのがかなり重要な作業だと思ってます。

マイク試聴のポイントってのがあるので、この後にでもコラムにしてみます!

こんにちは。大分遅くなりましたが、コラムを書いてみたのでよかったらCHECKしてみてください!

こんにちは。

WARM AUDIO TB12は試された事はありますでしょうか。
WA73の影に隠れてしまっていますが色々調べた感じ結構良いのではと思っています。
またAPI規格シャーシは電源周りが弱くて持ち運びしないならラック型の方が良いという話を聞いたことがあるのですがそちらについてもご意見いただきたいです。

こんにちわ。

TB12は、WARMの一番最初の方からあったプリですよね。当時試したことありますが、褒めるとこもないというか値段相応&このレベルならインターフェースのプリからの差がそこまでないので、もう少し上のモデルを検討した方が結局いい気がします。 WA73というか、 WARMの製品は全般的に見た目と操作方法以外に似てるところが薄いので、そこまで期待しない方がいいです。音も使えるレベルだけど実機に似せる気があんまりないんだろうなといった印象ですね。ギターのエフェクターは結構いい感じのが多いので、商品に寄るのかなと。

シャーシの電源のくだりはどっかで書いた様な気がしますが、電力が大きい=ヘッドルーム的なのがあって、100wのギターアンプと50wのギターアンプは、50Wの方が歪み出すのが早くて、逆にいうと100wの方がクリーントーンの領域が広いです。単位が違うのでざっくり書くと、100vで1~2chのプリアンプと、100vで6chくらいのモジュールだと、それぞれのch毎に使える容量が決まってて、各々がそれで動く様に設計されているので、モジュールのキャラによるなと入った感じです。

正直、500シリーズのみで、オリコン常連勢のエンジニアを行ってる友人が複数いるので、電源の差を気にする前に欲しい音が出る機材を選んだ方が楽しいかな〜。と、いつからか切り替わりました。
電源もかなりいろいろやりましたが、完全に自己満と費用対効果が薄すぎるので、壁コン変える以外もはやどうでも良くなってます(笑)壁コンも例のパナソニックです。

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akeru
いつの間にやら業界歴20年越えのクリエイターが表じゃ書けないDAW関連レビューやMixテクニックなど書いていきます。 キャリアの中で身につけた経験を元に誰でも独学でプロレベルでミックスやアレンジができる様になれるよ!って記事を心がけてます。 最初は友人のバンドのお手伝いで始めたレコーディングから、アレンジ力が評価されプロデューサーという仕事に到達。その後、様々なバンドやシンガーさんの作曲からレコーディング、ミックスまでをまとめてうける用になって早20年近く。激しめのバンドものからR&B、HipHopを幅広く受けてます。 以前はアウトボードマニアでしたが、いつの間にやらIn The Boxの極みを目指してます。つまり「ミックスに関してはプラグインでもいけるよ」ってのが最近のテーマです。