コラムVol.11:機材試聴時のポイントあれこれ①

ちゃんとポイントを押さえれば、失敗は減るはず!

数年ぶりに年末年始に長めの休みをとったので、コメント等を読み返しながらここも重要かなってのが出てきたのでサクッとコラムを書いてみました!

以前に質問した「これから何書くか?」はとりあえずレコーディング用のコンプ価格帯別→マイクにしようかなと思ってます。コンプの方が価格帯ごとにほぼ決定打が決まってるので書きやすいのとマイクは数がありすぎてどうやってこうかなって〜って感じです。

ということで、本題。

機材のチェックってプラグインもそうだけどちゃんとポイントを押さえないと結果が変わってしまうというのが結構あるんですよね。どんな製品でも賛否両論が生まれるのは視点が違うからとも言えます。

いつもの様に他のことで例えるなら、味噌ラーメンが有名なお店なのに醤油ラーメンを頼むとか、おすすめの食べ方があるのにそれを試めさずに、お店の評価をするってのが近いと思います。

機材って全くもって安くないじゃないですか?昨今異常に高いし。。

だから失敗しない様にちゃんと試した入ってのはいつまで経っても変わりません(笑)

あくまでも個人の見解なので異論反論はあると思いますが、かなりの時間とお金を費やしてきた結果ここがポイントってのがまとまってるので、ご興味があればよろしくお願いします。

マイクプリやコンプレッサーなどの試聴のポイント

マイクプリの選び方:そもそものキャラクターと何を録るか?

個人的に実際のレコーディングで実際に行う作業なのですが、適切な物を選ぶって作業にはかわりないなと。

マイクで録音する必要があるものはマイクプリを選ぶ前にマイクを決めた方がいいってのが正直なところで、そこで選んだマイクとの相性がマイクプリ選択の一番重要なポイントになってくると思ってます。

言い換えると、マイクの試聴ポイントで選びきった後の方が必要なプリを選びやすいので、スタジオやお店とかで試聴するときは、持っているマイクもしくはこのタイミングで買い替えたいマイクを基準に試す方がいいと思います。

シンセや竿モノのライン録音の場合は「元の音に何を足したいか?」ってのがあって、いつも通り元音をとことん詰めた後のバフですね。RPGで装備品をちゃんと買い揃えてから、EQやプリで倒す敵の弱点に合わした補正していくイメージです。

過去の機材レビューはこちら!

アウトボード早見表シリーズ

アウトボードの試聴時の注意点:モノラルとステレオは別物です。

これは特にコンプに言えるのですが、適切なソースで試してるか?ってのが結構重要な要素だと思います。

  • モノラルの場合は、そもそものキャラクターと適切なレベルを把握した方がいい
  • ステレオの場合は、データはパラ。2mixだけのチェックは避けたい

これが必須条件だと思ってます。

適切なレベルってのが重要なので、それぞれの機材の初期設定というかお作法的な物をちゃんと調べてみるもかなり有効ですね。それを元にしたプラグインとかにも応用効きます。

ステレオの場合、元が2mixだと機材のキャラクターチェックの側面が大きくて、隙間のくっつき方とか飛び出したソースをどこまで押さえられるとかがわからないです。

できればある程度のパラデータの方が各機材の本領が発揮できますね。後、マスタリング等が終わってる音源での視聴も正直同じ理由&音量がありすぎて、過剰に掛かるのであんまり試聴の意味がないと思います。

コンプの掛け方やキャラクターに関しては過去の記事をチェックしてみてください!

MIXテクニック基本編COMPシリーズ

ヘッドフォンの試聴方法:用途別

for Listen

好きな曲が好きに聞こえる製品がその人のベストです!

あえて書くならインピーダンスは意識しましょう。インターフェイスのヘッドフォンアウトやiPhoneでは鳴らせれてないことが多いので、本来の音で聴けてないことも多いです。

インピーダンス問題はこういった便利な製品がありまして、自分用とCUE用に数台所有してます。

for REC

ミックスと分けた方がいいのは、ミックスと録音の作業が別なので分けてます。

音漏れは可能な限り少ないに限る!

これに関してはマイク録音、特にボーカルですよね。クリックや音漏れが録音に乗ってしまうので避けれる限り避ける必要があります。なので、必然的に密閉型が選ばれていくと思います。

音漏れするほど音量を上げないといけない人がいたら、送ってるCUEの内容にダメなポイントがあってそれが聞きづらいんだと推測して、いろいろ質問してみてください。

欲しい音がちゃんと聴こえるか?

当たり前の様で意外と意識できてなかったりしてます。いろんな方向から調整できますが、高域がキラキラ目の方がピッチやリバーブ感が聞き取りやすいです。ここ数年でTAGOヘッドフォンを持ってくるボーカルさんが増えてきたのですが、ピッチが取りやすいとのことでした。

その手のタイプは僕の様な敏感耳だと長時間つけると耳が辛くなってくるのも多いので、個人的にはミックスのヘッドフォンと分けたいってのにも繋がってきます。

ドラムみたいな大音量系は、ヘッドフォンよりもインイヤーモニターなどである程度生音を遮断して行った方が適切な音量でレコーディングしやすいので、ドラマーこそ自分にあったインイヤーを見つけることをお薦めします。

ヘッドフォンだと、無音時にクリックの音が全部のマイクで拾ってしまうレベルの人結構居るですが、マジで耳がやられちゃうのでやめた方がいいです。ミックスも手間かかりますし。

この流れで書くと、個人的にはボーカルみたいな体からの音が響いてくる系はインイヤーはおすすめ出来ないです。声出しながら耳に指で塞いでみるとかわかると思うのでが、純粋に音が違いますよね?ってことです(笑)

for MIX

これはやってるジャンルや好みが大きいので、比較試聴時のポイントだけ書いておきます。

好きな曲だけでチェックしない!

これ重要です。音楽でチェックすると、この曲のこの要素はこっちのヘッドフォンがいいけど、違う曲だとこっちだなみたいな、もはやその曲に合わせたヘッドフォンを探してるだけになってくるんですよね。スピーカーも同様な気がします。

業界の巨匠的な人と色々聞き比べをしたことがあるのですが、ほぼ数秒で切り替えてたので理由を聞いたら似た様理由で、最初何秒かの印象のみで判断することを徹底してるそうです。なので、あながち間違ってないかなと思ってます。

「じゃあどうするの?」ってなりますよね!

DAWのデモソングや自分のミックスデータでもなんでもいいので、数字が弄れる状態でのチェックが必須です。パラメーターを動かした結果がちゃんとわかるとか、その曲で重要=聞きたい要素がわかりやすいかなどは、実際に動かしてみないとわからないんですよね。自分の過去曲などそのヘッドホンでミックスし直してみてどうかなど、マイクばりにテストした方がいいと思います。

やはり聞こえてる音で調整をするわけなので、最も重要なポイントかなとずっと思ってます。



次回に続く

すいません。マイクの試聴方法を最後に書こうと思ってたのですが、長すぎてマイク編を分けることにしました。次回をお楽しみに〜。

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akeru
いつの間にやら業界歴20年越えのクリエイターが表じゃ書けないDAW関連レビューやMixテクニックなど書いていきます。 キャリアの中で身につけた経験を元に誰でも独学でプロレベルでミックスやアレンジができる様になれるよ!って記事を心がけてます。 最初は友人のバンドのお手伝いで始めたレコーディングから、アレンジ力が評価されプロデューサーという仕事に到達。その後、様々なバンドやシンガーさんの作曲からレコーディング、ミックスまでをまとめてうける用になって早20年近く。激しめのバンドものからR&B、HipHopを幅広く受けてます。 以前はアウトボードマニアでしたが、いつの間にやらIn The Boxの極みを目指してます。つまり「ミックスに関してはプラグインでもいけるよ」ってのが最近のテーマです。