本編の「MIXテクニック基本編EQ④:倍音を理解して意識する」で思い出したんだけど、レコーディングしてるときにボーカルがどうしてもうまくピッチがとれない時ってあると思うんですが、だいたいボーカルのせいじゃないことが多いです。 あれちょっと可愛そうなんだよね。
ここで気をつけたほうが良いのが、アレンジの話にも繋がるんだけども、ボーカルのメロディーより上の位置であまり音を動かさない事が重要だったりします。
簡単に言うとその音に耳が引っ張られるから自分のピッチが取りにくい訳。人間は自分のメロディより上に動く音に耳のピントが取られやすいらしいです。
なので、サビでコード楽器が白玉が多い理由でもあって、ギターもシンセも他のオケ音も動いてるともう迷子よね。
レコーディング経験が無いボーカルほど自分のせいだと思ってどんどんTAKEが悪くなってく悪循環もある。もう入ってるオケなら、レコーディングときだけそのトラックをMUTEしてあげて、録ってからMIXの段階で住み分ければ何とかなります。ここに関しては「実際のMixの流れ編 Vol.9:ボーカル編① いろんなそもそも論」にもう少しだけ細かく書いてます。
アレンジに関しては、別カテゴリーでも作ろうかな。日本の作家と海外の作家の送ってくるデータがあまりにも違うからそこについてそのうち書いてみよう。
超ざっくり表現すると、同時に動いてる音が日本に比べて少ないというか一つのフレーズの音がどんどん変わったり、混ざったりしてる方が圧倒的に多い。後どっちかっていうと「点」が多い。なんだろう、すべての音がリズムっぽいって感じます。全部の音で一つのビートを生んでいるというか。だからこそ、ボーカルの音像がでかいし、メロディが自由よね。
後、コードネームがかなりシンプル。アコギを2年も弾いてたら大体知ってそうなコード進行が多い気がします。
ここには異論もあると思うのでほどほどに。
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